子育てもパートナーシップも自分Styleで♥️ ジャカルタ、バンコク経由シンガポール在住のファミリーセラピストが、海外在住者ならではの旬の情報を綴り、輝くHappy Lifeを応援します♪


by Treasure Box

ゲーンソム チャオム カイ・Spocy Sour Soup with Deep-fried Acacia omelette

これも4月のことを書いているのでございます(笑)
いったい幾つ書き溜めてしまったことやら・・・。


実は、タイ料理学校も、一応Basicの過程は無事に終了しまして、
これから恐ろしいTestが待っています^^;
あと日本に帰るまで、10日間!いったい試験を受ける時間はあるのでしょうか?

「落ちる人もいるんだよぉぉぉ~」 「自信がつくまで受けなくていいよぉぉぉ~」
いろんな先生方に脅かされているので (いじられキャラです♪)
学生の時と同じく、今から一夜漬けで勉強しようと思ってます。
そして「どれが簡単?どれが出るの?」と、堂々と先生に聞くところも変わりません(笑)
(性格は、やっぱり20年経っても変わらないのね・・・)

そんなこんなで、料理の工程をブログを書きながら
今さらながらに、「ヤバイっ・・・」と、頭を整理しているところです(笑)
みなさま、しばらくお付き合いくださいませ~~


さて、この日はゲーンソム チャオム カイからスタート。
このスープは、お砂糖も少量、ココナッツミルクも入らず
辛く・酸っぱいことからヘルシーなメニューとタイ人の間でもされていて
ソムタムなどと同じく、ダイエットに最適とされているそう。
そして、材料にコストがかかるメニューなので屋台などでは出せない
レストランだけで味わえるメニューです。

まずはゲーン、スープを作りからスタートです。
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いつものごとく、カレーペースト作りから。
いつもと違うのは、ここに茹でたエビなどを入れて、
ペーストが滑らかになるまで、潰しあげるのです。
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今日のペアもロシア人のナタリアです。
タマリンドやマナオジュースなどを入れた、酸味のあるスープを作っていきます。
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そこにさらにエビを加えて、スープは出来上がり。
たくさんのエビが入るので、コストがかかるのですよね。

そして次はオムレツ作り。
これにはタイ語でチャオムと言う葉物が入るのです。
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これがチャオム、スーパーで見かけることありますよね?

このチャオム、英語ではアカシア、
日本語ではなんと、秀才、もとい『臭菜』なんて
加齢臭のおじさんみたいな、切ない名前が付けられてます(>_<)
もうちょっといい名前、考えてあげればよかったのに~~

スーパーなどで売られている時は、そんなに臭いは感じませんが
ちょっと硫黄のような独特の臭いがあります。
そのまま置いたままにしておこうものなら。。。ご想像にお任せします(笑)

「なんでそんな臭いもの食べるの?」と思いますよね。
でも納豆だって、くさやだって、慣れるとおいしい!と感じるのと同じで
このチャオムもクセになるニオイ、味なのだそうです。
ちなみに、私はあんまりイヤだとは感じませんけど。。

タイを始め、ミャンマーやラオスなどでもスープ、カレー、炒め物
そしてこのオムレツなどにしてよく食べられる
βーカロテン、食物繊維も豊富な野菜なのです。
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このアカシア、枝にトゲがあるので要注意なのです!
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こんな風に、新芽を手でしごくようにして取り除き、お料理に使います。
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そして溶いた卵に卵にナムプラーで味付けし、チャオムを混ぜていきます。
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油をかなり入れた中華鍋に卵などを入れて、オムレツを作っていきます。
揚げ焼きみたいな感じですよね。
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両面をきつね色になるまで焼いたら
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四角に切って、オムレツの出来上がり♪
これ、お弁当なんかにもいいかも知れません。
テフロンのフライパンなどで作って、もう少し油を少なくすると
日本人的にはさらにBetterかな。

そして、このオムレツと、スープをキレイに盛り付けると
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今日のスープの完成です!
オムレツの味もさることながら、スープの味わいも深く
エビから出たダシのコクのある酸味に、とっても気に入った一品です!


そしてもう一つ、今日は卵つながりですが(笑)
カイ ルックコーイ、Deep Fried Egg in Tamarind sauceです。
これ、インドネシアにも似たような料理がありました。
東南アジアで食べられるお料理なのかしらん。

まずは茹で卵を茹でていきます。
ここでは水の沸点をあげるために、塩を入れたお水から茹でていきます。
10分で固ゆで、7~8分で半熟の茹で卵ができます。
そして冷たい水につけておいて皮を剥くと、キレイに皮がむけるのです。
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卵をぐるぐると回しながら、平均になるように揚げていきます。
この男性、ちょっとしぐさが女性っぽくって、気になってしまいます。
(まあ、タイではよくあることですが^^;)
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そしてニンニク、シャロット、チリを揚げていきます。
焦げやすいので、サッと揚げることが大切。
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そして、タマリンド、パームシュガーなどでソースを作り
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これをそれぞれキレイに盛り付けて完成!
お持ち帰りしましたが、我が家の子供たちも喜んで食べました。
甘くて、ちょっと酸味のあるソースが、卵をさらに食べやすく。
チリさえ乗せなければ子供もおいしくいただけて、お弁当のおかずにもGood!

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今日のランチは卵づくし(笑)コレステロールが上がりそうです^^;

今日はロンドンのコルドンブルーに留学していた
タイ人のディーンちゃんと、バンコク・スイーツ話で盛り上がりました。
ロンドンから帰ってきたところ、本当においしいパンやスイーツのお店が
バンコクには見つからないのが悲しい。。。と。

分かります、私たち日本人もそうですよね~
日本のような繊細なお味のスイーツ、なかなか見つかりませんもの。
パンは彼女も、スクンビット39のLe Brancがおいしいと言っていました!
ここは日本人経営のお店なんですよね。
がんばる日本人、バンコクでタイ人や外国人マダムにも受けいられていて嬉しい❤


午後からはスナックとデザート。
一つ目はウーン マプラオン、Coconut Agarです。

このアガーは、ゼリーにように固まる性質なのですが、
寒天のように海藻から作られていて、タイ人はゼラチンより好むそう。
フランス料理の先生も、何故だかアガーを「Japanese のSecret Recipe」と呼んで
アガーが日本人の美肌・スリムな体の秘訣だと思い込んでいます(笑)
インド人などのベジタリアンの方には、ゼラチンは牛の骨などから取られるので食べられず
アガーでゼリーを作ってあげるなど、配慮が必要なんです。

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これは若いココナッツの身なのです。なんだかイカに似ていません?
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ココナッツクリームにタイバニラのパンダンリーフを入れて
お塩を入れて温めておきます。
この塩は、後で入れるお砂糖を引き立てるためです。
これは日本のお汁粉と、同じ作用ですよね。
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アガーを水で煮とかし、お砂糖を加えたものに、
ココナッツジュースとココナッツの身を加えて行きます。
ココナッツのクリーム、ジュース、身とココナッツづくしなのです(笑)
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最後にココナッツクリームを入れて、型に流していきます。
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アガーは常温で固まるので、持ち運びなどにも便利。
ココナッツのお味がギュッと詰まったゼリーですが、
日本人的には、もうちょっと『プル~ンっ』とした食感が好みかなあ。。。



そして、最後の一品はカオタング ナタング、
Rice Crackers with Pork and Shrimp dipです。
これっ、ビールのおつまみにいいんですよね~❤

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これはライスクラッカーを揚げたところです。
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中火で2・3秒、一度押さえて揚げていきます。
そうでないと反り返ってしまい、フラットに揚がらないのです。

そもそもライスクラッカーは、冷蔵庫のない昔の知恵で
毎日炊いて残ってしまうごはんが、もったいないと言うところから
日干しして揚げたことが始まりだそうです。
ご飯に米粉、水を合わせて形取り、乾かすことで出来上がります。

ここからライスクラッカーにつける
ブタとエビのディッピングソースを作ります。
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クロックでコリアンダーの茎、ニンニク、シャロットなどをつぶしていきます。
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ココナッツクリームにつぶしたコリアンダーなどを入れ、
さらに豚ひき肉、エビのたたきつぶしたものを加えて、よく混ぜておきます。
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そこに色と香りだしのための、チリオイルを入れて完成!

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チリやコリアンダーでキレイに盛り付けて、出来上がり♪
ライスクラッカーや、ポテトチップスなどをうまく使って、
カクテルスタイルにスタイリングするとオシャレですね。


タイ料理は、本当においしいものが多いです。
でも、ガサッ、ドサッ「いっちょ上がり~」みたいに
盛られて出て来るものも多いですよね(笑)
ホテルのタイ料理はやはり盛り付けも繊細でステキ。
オシャレなおもてなしにも使えるよう、盛り付けやスタイリングも
気を配るとさらに楽しいですよね♪
by treasure-bkklife | 2011-06-14 13:23 | Thai Cooking school