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by Treasure Box

Chiva Som International Academy

久しぶりのブログ更新となりますが、日本からお友達が来タイし、又もや旅行者気分を味わっています(^^)/
今日でバンコクの日本語ラジオ局、J-channelの「食の魔法でいきいきベジフルビューティフルライフ」も、
DJのトモさんの交代とともに最終回となり、貴重な経験をすることができて本当によかったと思っています。


そして先週の金曜日、Chiva Som International AcademyのBody Massageコースの最終日を迎えました。
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前日はほぼ徹夜で勉強しましたが(^_^;) お陰様で無事にテストにも合格することが出来ました!
まるで「燃え尽き症候群」のように、週末は何もする気が起きないくらい(爆)

タイで様々な機関がマッサージ資格取得の為のコースを、外国人向けにも開いておりますが、
「マッサージの資格を取りたい!」と言う方も多いと思うので、こちらをご紹介しようと思います♪


Chiva Som International Academyは、Chiva Som Resortが運営するセラピストを育成する学校。
Hua Hinにあるリゾートの顧客にはベッカム夫妻を始め、ハリウッドセレブが訪れることでも知られます。
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クラスメイトは一度目のAnatomy & Physiologyは12名。そして今回のBody Massageは10名。
生徒の国籍はタイ人のみならず、フィリピン人、インドネシア人、イタリア人、フランス人、ノルウェー人など
毎回、国際色が豊かなメンバーたちで、和やかに和気あいあいと、楽しく過ごすことができました。

クラスメイトは医療関係者や、セラピストとして既に外国で仕事を持って活躍していたり、
セラピストやホテルのマネージャーが、さらなるステップアップと転職のために勉強に来ていたり、
私のように初心者でセラピストを目指している方たちも、もちろん1/3~1/4の割合でおりました。

また先生についても、何を聞いてもきちんと答えが返ってくる知識の豊富さと、タイ人らしいフレンドリーさと
セラピストとしての姿勢は、「尊敬」の言葉しか思いつかないぐらい素晴らしい方々でした❤


Chiva Som International Academyには、タイマッサージやリフレクソロジーなど様々ありますが、
私はこちらのMassage Therapy FundamentalのDiploma資格取得を目指して、
Anatomy & Phiology とBody Massageのコースを受講しました。

この二つのコースと、Facialを勉強するSkin Treatmentのコースは、
英国のCIBTACと言う、国際セラピストのライセンス試験の受験資格が取得できるので
外国人留学生はそのために、Chiva Somに留学して来る方がほとんどでした。
このCIBTACを取得しているかどうかで、就職、そしてその給料や昇進がかなり違ってくるそうで
他の学校で学んだ方たちがさらにCIBTACを取得したいために、こちらに来ていると言う方も多かったです。


まずはAnatomy & Physiology の授業を2週間、9時から16時半近くまで、みっちりと勉強します。
生理解剖学となるこちらの授業は体の構造・機能・病気などを勉強し、マッサージへの基礎となるのです。
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このテキストを使って勉強していくことになりますが、このテキストは、イギリス式のインター生の高校生が
2年間かけて勉強する、IGCSEと言うカリキュラムにも使われるテキストでした。
彼らが2年間かけてゆっくり学んでいくことを2週間で学んで行くので、本当に毎日が必死でした(^_^;)

1日目は細胞と皮膚、2日目は爪、髪、骨格、そして3日目は筋肉の話と続いていきますが
体全部の骨や筋肉の名前を覚えたりと、英語が苦手な私はすでに「脳が全部筋肉」になりそうでした(爆)
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さらにセラピストとして必要な知識を、別途資料で配られたり、ノートに書き加えていきます。
とても汚い字でお恥ずかしいのですが、とても速いスピードで板書や聞き取りが進んでしまうので、
一瞬たりとも気を緩めることが全くできません・・・が、時々あまりに記憶が飛びそうになったことも(爆)

言語は英語なのですが、毎日が新しい専門用語の英単語の羅列で、日本語に訳す必要があることもあり
「もう、これ以上は入りませーん」と、頭が飽和していくのを体感してしまいました(。-_-。)
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この写真はテキストの中身ですが、これは「骨」のチャプターで勉強する「姿勢」についての部分です。
姿勢の重要性を学び、この姿勢によりどこにコリや痛みが生じ、どのようにマッサージをすると効果的かなど
この後の実技となるBody massageに関連していくようにも、授業は進められていきます。
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これは宿題の一部ですが、「心臓の構造、機能、循環について、一枚の絵にまとめなさい」と言うものです。
循環器の病気によってはマッサージを施すと、重大な問題を引き起こすことがあるので大切なこと。
例えば高血圧の方や、足などに静脈瘤などがある方へのマッサージを施す危険性など
セラピストとして知っておかなければならない、それぞれの器官の病気なども学んでいくのです。


このAnatomy & Physiologyの授業が行われる、2週間が一番大変だったのですが、
毎日、翌日には前日に学んだ部分のテストがあって、その復習がやはり大変でした。
その毎日のテストの点数が、最終的な卒業試験に点数にも加算されることになっています。

私が英語が苦手なせいもありますが、その勉強には少なくても2~3時間近くはかかってしまい
子供が寝た後で静かになってからでないと、なかなか勉強することができないので
毎日11時近くから勉強を始め、朝は5時半には起きる日々は、寝不足で毎日がフラフラでした(^_^;)

2週間目の最終日には1時間半に及ぶ筆記テストがあり、その点数によってはもちろんパスできないことも。
毎回パス出来ない方もいるそうなので必死に勉強をしましたが、その場合には再試験が繰り返されます。


そして、無事にAnatomy & Physiologyがパスすると、Body Massageのクラスに入ります。
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授業ではマッサージのテクニックや、セラピストのマッサージを施す際の自分の姿勢なども勉強します。
この姿勢が悪いとうまく力を使うことができないので、よいマッサージをすることが出来ないのと同時に
自分の体をも痛めることにもつながるので、実技中にも何度も注意をされることに(^_^;)

実技の指導では、大きな部屋にみんなで一緒にオイルマッサージを勉強していくのですが
まずは先生が見本となって、みんなの前で「まな板の上の鯉」になります(笑)
オイルマッサージなので、施術時はもちろんバスタオル一枚でみんなの前になる姿を想像し
「え~!!!」と言う声もあがりましたが、これを生徒同士で施術しあいますがもちろん男女一緒です。

「一週間後には誰もそんなこと言わなくなるわよ」と先生が言っていたのですが
みんな自分のことに必死でそんな恥じらいもなくなり(爆) 周りなど目にも入らなくなるように。
私もイタリア人とフランス人の男性にも、しっかりとたるんだお腹も見られてマッサージされましたが(爆)
どうしたらよりよいマッサージができるか誰もがその一点に集中し、それでも和気藹々とした雰囲気でした。
また、家でも家族を相手に、マッサージの順序やテクニックなどを覚えるために自主練習を行いました。
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Chiva Somのマッサージは、まずお客様へのコンサルテーションから始まります。
現在の体調、持病、生活習慣などをお聞きして、その方に一番あったマッサージを施していくのです。
この写真はそのロールプレイングのものですが、実際の場面を想定して練習も繰り返されます。

コンサルテーションではお客様と話をして病気などついても知ったうえで、マッサージすることが可能かどうか
またそのお客様にどのようにマッサージをするのがよいかを、自分で判断をしていくことになります。
Anatomy & Phiologyの授業で勉強してことが、ここで大きく役に立つのですが
どれだけお客様から話を聞きだすことが、よりよいマッサージに大切かと痛感することを経験していきます。


他にも衛生の話や、お客様へのアフターケアーへの提案として、栄養学や食事についても勉強していきます。
お客様からの話や施術をしてみて、肌に潤いが欠けている方は水分の補給が足りないことを実感しました。
そして野菜の量が少ない方は、肌の滑らかさに欠けることも、何人もの肌に触れてみて感じました。
今まで机上で勉強をしてきましたが、お客様と話をして肌に触れてみて、そのことが確信となることも多く
今回の勉強をしたことが、食の道へも大きくいかせると自信を持つことができました。


さらにBody Massageの最終週には、実際にお客様を10人施術します。
コンサルテーションから始まり、どのようなマッサージをするかお客様と話し合ってプランニングをし、
マッサージを施した後に、今後の生活へのアフターケアー、提案の話をするのです。
これもお客様一人一人から査定表をいただき、どこが足りていないのかチェックされることになります。

そして、さらに最終日にはマッサージに関する筆記試験が1時間と、実技90分の試験が行われます。
実技の試験内容はマッサージの内容だけにはとどまらず、お客様へのカウンセリング内容の的確性
語学力、コミュニケーション能力、セラピストしての身だしなみからお客様への応対する態度まで
時間内にキッチリと終わったかどうかなど、全てを細分化して点数がつけられていくのでドキドキでした。


お客様はタイ人の方だけでなく、イギリス、アメリカ、オーストラリア、フランス、韓国、日本など様々。
そして男性、女性など様々なタイプの方に施術することによって、経験を増やしていくのです。
私はテストの時には大柄なオーストラリア人男性だったので、精神的にも肉体的にも疲れましたが
とてもよい方だったので最後にいただいた笑顔にとても癒されて、疲れも一気に吹き飛びようでした。


最後にテスト結果が発表され、Anatomy & Physiology、Body Massageの両方が合格すると
Chiva Som AcademyのMassage Therapy FundamentalのDiplomaをいただくことになります。
今回は残念ながら半数近くが再試験となってしまったのですが、これも合格するまで再試験が受けられます。

そして、1年に4回開かれる英国の国際セラピスト資格のCIBTACを受験することが出来るので
私もこのCIBTACを11月に受験するのですが、こらから毎日コツコツ勉強しようと思っています。


本当に勉強はハードではありましたが、他の学校を卒業されてセラピストとして海外で働き
資格取得のために勉強しているクラスメイトが、「なぜ、こうするのか?何が必要なのか?」を
ここまで深く掘り下げて学んだのは初めてだと話していたように、理論部分も本当に勉強になりました。

また、自分でクラスを受けながらも、「ここまでやるのか、Chiva Som!」とビックリすることも多く 
(いや、ここまでマッサージでされたことなんてない・・・(^_^;)と思うほど)
お客様へのホスピタリティにどこまでもこだわる姿勢を学んだことは、今後の大きな礎となったとともに
「頑張れば、幾つになってもまだまだやれる!」と、駐在中の一番よき思い出の一つとすることが出来ました。

今後さらに、Chiva Som International AcademyやCIBTACのSkin Treatmentなど資格も取得し、
食と健康・美容への幅を広げ、さらにお役に立てる情報発信を行っていければと思っております<(_ _)>


Chiva Som Internatinal Academyには、他にも様々なディプロマやコースの種類があるので
ご興味がある方は、ぜひWEBサイトからご確認くださいませ♪




「Chiva-Som International Academy」
Ground Floor, Modern Town Building
87/104 Sukhumvit Soi 63
Tel:02-711-5270-3
by treasure-bkklife | 2013-08-28 09:28