豫園
2011年 07月 17日
豫園の「豫」は「愉」に通じ、すなわち「楽しい園」という意味だそう。
豫園は外灘(バンド)と並ぶ上海2大観光スポットのうちの一つであり、ほぼ必ず訪れる場所です。
豫園商城の九曲橋を渡って行くと、こちらの豫園の入り口へ。
1982年には国の重要文化財に指定されています。
豫園入り口にある、岩に刻まれた「海上名園」の文字は、
上海市長も勤めたことのある、江沢民前国家主席の直筆です。
The 観光客!って感じのワタシタチ、こちらでパチリ(笑)
豫園は、明の時代に四川省の役人であった潘允瑞によって造られました。
故郷を懐かしむ両親を慰めるために建設されたという庭園は、
1559年の造園開始から1577年の完成まで、18年間もの歳月をかけて造られたそうです。
ご両親のために作ったと言う庭園、素晴らしい景色が広がります。
そして、この豫園は潘家の没落後、庭園は一時荒廃しましたが、
清代には上海の有力者たちが再建に乗り出し、その後1956年に西園の一部が改修・整備され、
現在の「豫園」として一般に開放されるようになりました。
入り口正面に建つ「三稲堂」。
1760年創建、なんと釘を一本も使わずに建てられたそう(@_@)
こちらの壁画。素晴らしく目を奪われました。
三稲堂の奥は1866年に建てられた仰山堂で、池を隔てて筑山が望まれます。
点春堂と万花楼の間の壁上部を飾ることで有名な龍。
昔は皇帝のみ龍は使うことを許されましたが、龍の5本爪を4本にすることでセーフだっだそう^^;
戦う人々の姿。動物などこのような像がいくつも、壁や屋根の上に飾られています。
玉華堂は潘允瑞の書斎であったと言われる建物。
真正面となる位置には玉玲瓏と呼ばれる高さ約3メートルの太湖石が置かれています。
点春堂と万花楼の間の壁上部は龍で装飾されています。
室内の中にも、昔をしのばせる家具なども、たくさん展示されています。
玉華堂の西側の小道から小橋を通り、会景楼へ。風流です。
たくさんの鯉に子供たちも大はしゃぎ(笑)
九獅軒を望んで。異国情緒が漂う素敵な空間にウットリ❤
出口付近の壁にも、素晴らしい細工が。このような細工がところどころに。
子供と一緒で、なかなかゆっくりは見物できませんでしたが^^;
とにかく見事な装飾、そして細工に楽しめました。
そして、中国各地から集められたという奇岩がたくさん置かれていますよ。
そして、一番楽しかったのが、豫園の中での「中国茶」についてのレクチャー!
こちらについては、次にご紹介したいと思います♪
「豫園」
上海市黄浦区安仁街132号
Tel:021-63260830
8:30~17:00