七五三 @ nico Labo 11月号
2013年 11月 13日
すっかりよいタイミングで記事をUPするのを忘れてしまいました!!!
nico Labo 11月号が、とっくの昔に発刊されておりました。
今月の特集は、「子どもとお出かけ チェンマイ・エコノミー旅 編」でございます。
我が家も4月にチェンマイを訪れましたが、お寺の観光だけでなく子供も嬉しいスポットがいっぱいです!
ぜひ、在タイ中に一度は訪れることをオススメします♪
今月号のnico Laboはこちらからもご覧いただけます♪ →★
*今月のFrom Treasure BoxはP24になりますので、もしよろしければご覧くださいませ<(_ _)>
さて、今月のFrom Treasure Boxは、七五三の時期ともあって人生儀礼についてのお話です。
人生儀礼とは、子供の健康と成長を願って、年齢を重ねるごとに行うお祝いごとのことなのです。
今回は11月ということで、子供の健やかな成長を祝う七五三のテーブルです。
今年の11月15日は仏滅ということで、4日、10日、16日の大安の日にされる方も多いと思います。
今回のテーブルランナーには、赤い子供用の帯を使用しました。
和のテーブルには古くなった帯などがあったら、こんな風に使っても和の雰囲気が出せると思います。
そしてテーブルクロスには、一番格調高いとされる白のダマスクス織のテーブルクロスを使いました。
やはり七五三はここまで無事に成長したお祝いなので、こんな時には格式高く仕上げたいと思います。
中央の漆塗りの台には、女の子の7歳の帯解きの儀に使用する髪飾りと帯締め、
男の子の5歳の袴着の儀の懐剣とお守り、そして中央には千歳あめとかんざしに見立てた花を添えて。
女子の7歳の帯解は、付け帯を解き大人の帯にかえる儀式で、着物の身八つ口をふさいだ小袖を着て
幅の広い帯を締め、魂をしっかり打ちにとどめ、身を持ち崩さないようにという願いが込められています。
男子の袴着は、男子が初めて袴を履き、幼児から同時へと成長したお祝いです。
懐剣には武を託し、お参りでいただいた千歳飴とお守りを添えて、さらなる成長を祈るものなのです。
おめでたい日には欠かせないのが鯛のお頭つき。やっぱり「めでタイ」ですから、食卓に添えたいですよね!
残念なことにいろいろと探しては見たのですが、バンコクでは日本のようなお頭の大きな鯛は見当たらず、
いつも我が家はVilla Marketにある、お味にも似ているRed Snapperと言う魚でいつも代用しています。
しかし、こんな時に限ってどこを探しても見当たらず・・・・今回は他の魚で代用してみましたが
やっぱりお頭には、見栄えもお味的にも、Red Snapper が一番合うかと思うのでお試しください。
塩を振って尾が焦げ付かないようにアルミホイルを巻いて、オーブンでパリッと焼いて下さいね!
お花は、テーブルクロスやランナーと合わせて、白と赤を基調に仕上げました。
残念ながらお花もなかなか、その儀式にあったもの、季節とマッチしたものが手に入りませんが、
そんな時にはテーブルクロスやランナーの色など基本にして、お花を選ぶとよいかと思います。
そして、今回のお料理は、まさに「おめでたいもの」を取り揃えました!
一人ずつのには、やはり格調高く、赤の正方形のお盆を。
赤は邪気を払う意味があり、こんな成長を祝うテーブルにはピッタリ。
そしてお箸には一つずつ千歳あめを、女性が日本髪を結んだ時に前髪を立ててとめますが
その部分を隠すために使う、縮緬の「ちんころ」で結びました。
お料理にはお祝いには欠かせないお赤飯は、やはりこんな時にも食卓に乗せたいもの。
これもタイのロイヤルプロジェクトで作っているささげと、タイのもち米から作りました。
お赤飯の作り方は以外と簡単、クックパッドなどにも沢山掲載されているので、ぜひ作ってみてくださいね!
二重ガラスの器には、3種類のおめでたいお料理を詰め合わせてみました。
「よろこぶ」の昆布巻きには、昆布に鮭、ごぼう、ニンジンを中に入れて、かんぴょうで巻いて煮しめました。
おめでたい紅白のかまぼこは、外側の赤い部分を薄くそぎ、切り目を入れてこんにゃくの手綱のように
端を切れ目に通して、ねじったようになるように、飾り切りをしました。
腰が曲がるまで長生きするようにと言う願いを込めた「エビの酒蒸し」には、中に揚げた銀杏を巻いて
Pease Storeで購入した、シェル貝から作られたピックをかんざしに見立てて挿して遊んでみました♪
子供たちが我が家にやってきてから、お七夜、初宮参り、お食い初め、初節句に七五三と
さまざまな人生儀礼を行ってきて、そのたびに子供たちが無事に成長していることへの感謝の気持ちと
また、私たちを同じような深い愛情で育ててくれた、両親への深い感謝を思わずにいられません。
海外に暮らしていると、なかなか思うように材料が手に入らないこともありますが、
そんな時も、まずはみんなでお祝いの気持ちを込めて、食卓を囲むことが一番だと私は思っています。
そして暖かな思いを食卓に表すことができる、人生儀礼を大切に子供に引き継いでいきたいと思います。